Diary 2024.03.18
やっとプレイすることができたHUMANITY。VRでプレイすることでその作り込みに圧巻する。
ゲームのディレクション・制作を行なったのは中村勇吾率いるtha。プロデューサーとしては水口哲也率いるenhanceがレベルデザイン・プロデュースやパブリッシングなどを担う。日本を代表するふたりのインタラクティブなデジタル表現の先駆者によるタイトルだ。
thaのタイトルではスマホゲームの前作・GUNTAIがあり、群行動のシミュレーションを行動に取り入れたゲームデザインであった。これを超越するのが本作である。シバイヌが人々を誘導するという不思議な設定だが、VRで俯瞰すると本当にどこの人を見ても同一の動きをしていない。それぞれが自律しながらも群に従っているリアリティあふれる。
ゲーム内の和文フォントは貂明朝だろうか。柔らかで味のあるフォントだが情もない無機質のこの世界観に相反しており、見事な不気味さを与えてる。