自分の小さな「箱」から脱出する方法(著:アービンジャー・インスティテュード)を久しぶりに読んだって話。

年始に久しぶりに手に取った書籍。人生で大きな挫折をした時に本屋で平積みしてあり、読むとわずかだが冷静になれた体験が鮮烈に残っている。
この本はとあるテック企業の中途採用された経営幹部がその会社の研修プログラムを受けるという体でナラティブに学ぶことができる。
結論からまとめる。対人コミュニケーションにおいて大切なことは箱から出る努力をするということだ。箱というのはメタファーであり、哲学においては自己欺瞞である。箱に入っていると他者の関わりにストレスを感じ、怒りやストレスを覚える。誰にでもある話だ。この箱から出る努力をしなければならない。箱に入っているとストレスフルになるきっかけなのはもちろんのこと、集中力が欠くために業績向上に集中ができないという組織的なデメリットもある。では箱から出るためにどのようにするべきか、状況を客観視すること。もっと言う。
「相手より自分はよくやっているのに…」という考えから始まる。この考えは相手によく働きかけようとしたのにそれを挫かれたりした時に生じる。つまりは相手に対しての期待値によるもの。だからそこをやめ、そして他の人々とも敵対するのをやめる。心の中での上下の関係性を排除した時に箱から出られる(という僕なりの解釈)