Diary 25.07.28 空のグラデーションに思うこと
熊本方面から福岡への高速道路移動。最近は帰宅時間と日没時間が重なるため、空の変化を楽しみながらの帰宅となる。熊本北部から福岡南部は西を正面に走るため、脇見にはならないのが幸いだ。
いつもの夕焼け空は垂直方向にグラデーションがかかっており、天に向かうにつれて白が広がる。だが今日の空は異なる。確かに天には白が広がる一方で、地に向かう色は正面、右手、左手の空で異なる。右手にはオレンジの暖かな空が広がるが、ある地点を境にスッと線を引いてそこから紫の空が広がる。そしてまたある地点を境に線を引いたようにして青い空が広がっていた。縦割りのようになっているのだ。いずれの部位も天では白で混じり合っていた。
自然の世界には確かな直線はないという。だがもしかしたら僕が目にしている分断は確かな直線なのではないかと期待した。だが調べてみると見当違いのようだ。
通常太陽光は空気中の粒子に当たり、粒のサイズに応じて散乱する。そしてレンズを境に波長の異なる色が表出する。それが場所により粒子の密度や種類が異なってはっきりと分断されたような色が出ることがあるようだ。
光は直線には進すものの、粒子に阻害されて、僕らが光と認識する可視光も実はちょっと逸れていたりする。理論と現実は異なるのだ。光ですらまっすぐ進むことができない現実なので、人間もちょっとくらい寄り道もしていいではないか、そんな場末の酒場で説教に使えそうな小話を見つけた。