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Diary2024.03.06


今読んでいるのはピーター・M・ゼンゲの学習する組織。
大学時代に読んでいるのは2度目なのでおおよそ把握はしているがそれでも詳細は忘れている。考えてみれば10年も前の話だからそりゃ忘れる。

2010年ごろはシステム思考がヒューチャーされていた。ざっくばらんに言えば「課題はシステム全体のどこかで生じた細やかな一点を火元に誰かの意図せずに発生している。」というもの。システム全体で考えましょう。

この書籍が日本語訳が発行されたのは2011年、東日本大震災の直後。原発問題をどのような切り口で考えるべきか、社会科学領域の人々が侃侃諤諤と議論する中では一つの切り口になったのではなかろうか。

ビジネス界隈はついでデザイン思考に関心が移ろう。システム思考のブームが早く過ぎ去ってしまい、ちょっともったいなかった気がする。デザイン思考のように伝家の宝刀感があるわけではないし、派手さはない。でも携えた聖典のようにどこかで自分を律して正しい方向に向くように踏みとどまらせてくれる。

だから実務家になった僕は10年ぶりに手に取っている。

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