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一勝九敗(著:柳井正)を読んだって話。


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一勝九敗 Written by 柳井正 Tadashi Yanai

 

2003年に刊行された同名著作の文庫本。ユニクロ創業者である柳井正氏による初の著書であり、内容は町の小さな衣料品店の時代から海外出店する3000億円企業に至るまでを振り返る。

もともと持株会社であるファストリテイリングは小郡商事という、柳生氏の父が立ち上げた紳士服店舗が始まりだ。紳士服ボランタリーチェーンに所属していたとのことで業界の形態に身近さを感じる。

印象に残ったのは下記の抜粋だ。

極論すると、商売というのは実践である。経営も実践。頭だけで考える、あるいは知識先行で考える人は、課題や問題点を全部整理して、優先順位をつけて、「これはこういうことです」という現状分析だけで停止してしまい、実践まで辿り着けない。実践できたとしても実践しがなら今度は考えなければいけない。実践しながら考えるというのは「身体を使う」ということであり、場合によっては単純なことを繰り返してやらないといけないということもある。当然、時間もかかるし、思ったようにいかないことが多い。実践がともなわず頭だけで考えると、すべて机上の空論に終わってしまう恐れがある。もちろん、実践にこだわるあまり、改革を考えられなくなることの愚は言うまでもない。(本著p137)
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